シンセティック・フォニックス(Synthetic Phonics)とは
シンセティックとは簡単に言うと「合わせて作る」こと、フォニックスとは「音」に関係することで英語の言葉をいい発音で読んだり、聞いた言葉を文字にしたりする読み書きの手法の一つです。
日本語の「あいうえお」の文字と音を合わせることに似ていますが、英語の場合、母音と子音も分けて、音素に近いレベルで文字と音の対応を覚えていく手法です。
英語の「文字」と「音」の対応をしっかり覚えると英語の読み書きがスムーズになります。
日本の英語活動でよく見られることに、幼少期に楽しく歌や挨拶文などで覚えた英語が、学校で文字と対面するようになると、読み書きが多く求められ、突然難しく感じられることがあります。
しかしシンセティック・フォニックスで「正しい音」を「英語の文字と対応させて学習」することで、音を正しく認識できるので、聞いた音、単語、文章までも書き取れ、
良い発音で英語の単語を発音する事ができます。
文字を読む力、
単語を読む力、
文章を読む力を修得します。
音と文字が対応している事は、多くの英単語において、ローマ字に頼ったり、綴りを丸ごと覚えるといった偏った学習方法や、できない不安感から解放されます。
〝jump〟を「ジュムプ」と覚えて書くのではなく、聞いたまま /j-u-m-p/、
〝train〟を「トライン」ではなく、/t-r-ai-n/と、そのままの音で書くことができるようになります。
単語を見たまま覚える右脳の作業ではなく、言語を音と文字でとらえるこの作業は、言語処理を司る左脳で行われるので、大変効果的だと言われています。
聞いたことばを文字にしたり、読んだ文字を音にする事がスムーズにできるようになります。
“jump”
↓
j・u・m・p
↓
/j/・/u/・/m/・/p/
↓
/j-u-m-p/
jump
“train”
↓
t・r・ai・n
↓
/t/・/r/・/ai/・/n/
↓
/t-r-ai-n/
↓
train